懐の深い経済人
経済同友会終身幹事の品川正治氏は、我国経済界のリーダーの中でも数少ない懐の深い経済人ではないかと思います。
昨年の11月、自主・平和・民主の広範な国民連合の全国総会が横浜市で開催された 時の記念講演「日本の進路と憲法9条-アジアの中の日本-」の演者が品川氏でした。
氏の講演を聴くのははじめてでしたが、経済界にこんなにも平和を願い、憲法第9条の改悪に反対しているリーダーがいるということに、正直驚きました。
自らの戦争体験、豊富な国際社会での経験や経済活動等を通して辿り着いた座標軸(反戦・平和主義)に裏打ちされた講演に感動しました。講演記録は、月刊誌「日本の進路」に掲載されていますので、是非読んでみて下さい。その一部を紹介します。
アメリカから見れば、日本をアメリカの戦略、米軍再編に動員する上で、9条2項が妨げになっています。だから、国民が憲法改定にあらためてノーと言えば、アメリカの戦略は瓦解せざるを得ないでしょう。・・・・・・。9条2項の旗はすでにぼろぼろですから、・・・・・。旗はぼろぼろということは認めるが、どんなことがあっても旗竿は離さない。そういう闘いが重要だと思いす。・・・・・。この闘いは広範な国民の闘いでなければなりません。・・・・・。
広範な国民が旗竿を離さないところに基本があることをはっきり確認すれば、明確な結論が出るはずだと思います。国民がこの旗竿を離さない、これが本当の日本だ、ということを示すことによって、アジアの中の日本になるのだと思います。
品川氏に続く、国難に立ち向かう勇気ある経済人よ出でよ!
品川正治氏のプロフィールしながわまさじ。1924年、兵庫県生まれ。1944年、徴兵され中国戦線で負傷。右足には今も銃弾が残っている。1949年、東京大学法学部政治学科卒。日本興亜損保株式会社(旧日本海上火災保険)の社長、会長を経て、相談役。経済同友会副代表幹事、専務理事を経て、終身幹事。財団法人人材開発センター会長。
