暦は早くも弥生の月
先日、家族で佐賀県嬉野におひな様を見に行きました。2月、3月は長崎県内はもとより、九州各地でひな祭りが開催されています。
写真は、今年嬉野町と合併した旧塩田町にある旧長崎街道沿いの旧家(陶器を商っていた商家)の玄関先に飾られていたおひな様です。

この地域は、江戸時代肥前塩田津と言われて、有明海の干満の差を利用した海運により栄えた町で、天草からは良質の陶石がまた長崎からは砂糖などが運搬され、塩田津からは、様々な物資が運び出されて塩田の産業を支えました。往時の隆盛が偲ばれます。
私の想像ですが、長崎の港に運び込まれた物資は積み替えられてアジアをはじめ外国へと輸出されていたのではないでしょうか。このように今に残る街並みなど貴重な歴史的遺産により、昨年の12月文化庁により伝統的建造物群として選定されました。
街並みを抜け少し足を延ばすと、かつて志田焼という焼き物を生産していた地域を訪ねることができます。
おひな様見物の日帰り旅行でしたが、思いがけず嬉野で長崎が介した物流の歴史に触れることができたことは、大変幸運なことでした。
