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台風13号の爪あと

 強い台風13号は、17日午後6時過ぎに長崎県佐世保市に上陸し長崎県を直撃。長崎市は午後5時ごろから猛烈な風に見舞われました。

台風13号の爪あと

 台風が長崎市の西50キロメートルに接近した頃から、私の家の厚いガラスの玄関の戸も強風でたわみ、1時間余りの間大人2人ががりでガラス戸を必至で押さえなんとか戸が外れるのしのぎました。その間、ガラスが割れないことを祈っていました。

 唸るような風が、何回もガラス戸に襲いかかりました。その頃には、停電になり、その後5,6時間も停電が続き蝋燭の明かりだけがたよりでした。(幼い頃は停電がよくありましたが、本当にこの様な経験は数十年ぶりでした。そして今もなお市内の10%が停電で市民生活に様々な影響が出ています。)

 長崎市の最大瞬間風速は43.5mを観測。特に高台地区は風による被害が集中しました。

台風13号の爪あと 写真は、私の住んでいる近くで発生した被害状況の一部です。電柱が倒壊、屋根を直撃した家、屋根全体が吹き飛びむき出しになった家、道にひろがる飛来した残骸の数々が台風の威力を証明しています。

 私は朝から、高台が集中する銭座校区内を被害の調査とお見舞いのために4時間近くかかって歩きました。被害のすさまじさに呆然としながらも、気を取り直し暗黙のうちにお互い励ましあいながら、近所総出で散乱する屋根瓦や飛来してきたトタン板、木板等の後片付けをしているようでした。

 皆さんからは、ゴミ処理や停電の早期復旧等要望がありましたので市防災対策課へ問い合わせする等しました。

台風13号の爪あと 今回の台風は、15年前「リンゴ台風」で有名になった台風19号と重なります。佐世保市に上陸、勢力も酷似、長崎市はその時も風の猛威により、屋根瓦が紙切れのようにパラパラと吹き飛ばされ斜面地の家の多くが青いビニールシートで覆われました。

 今回もまた、斜面地の脆さが露呈しました。市街地の70%が斜面地である長崎市にとって災害に強いまちづくりがますます急務と言えそうです。

 有事を口実に「国民保護計画」策定に奔走するより自然災害から市民を守るための有効な「災害対策計画」を早急に策定する方が先決ではないでしょうか。

台風13号の爪あと

 最後の1枚は、前隣の家の桜の樹の枝が裂かれて、一夜にして葉が枯れてしまった写真です。3本の桜の大木は根本から持ち上げられました。また、金木犀の大木も根こそぎ倒れました。春の桜、秋の金木犀の楽しみも無くなり残念です。

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