全国路面電車サミット長崎大会で愛好家集う
10月20、21日、第8回全国路面電車サミット長崎大会が長崎市内で開幕し、全国から約300人の愛好家や事業者等が参加しました。

長崎市には、民間が経営する路面電車が走り、国際平和観光都市長崎のシンボルにもなっています。
魅力のひとつは、何といっても運賃にあります。全線均一運賃100円を20年以上継続していることです。
市民や観光客にとってワンコインで手軽に利用できる公共交通機関ということで大好評です。勿論、運転免許証を持たない私にとっても、移動のためには絶対欠かせない交通手段でもあります。
そこで、サミットがあることを知り1日目の「長崎における路面電車の現状と課題」をテーマにしたパネルディスカッションに参加してみることにしました。
長崎商工会議所交通システム研究会鉄川副会長をコーディネーターに、長崎市都市計画部椎木部長、北海道大学吉見教授、長崎電気軌道株式会社佐藤社長、長崎大学学生石川恵理子さんの4人によって話し合われました。
●人口の1割が毎日乗降している、利用頻度の高い公共交通手段で市民の誇り
●長崎の街に欠かせない都市景観を形成し、観光にもプラス、長崎市では軌道の延伸計画の実現を目指している
●まちづくりや都市の活性化に役立っている。ドイツ等海外では地下鉄やモノレールをあまりつくっていないのはコストが高いから、日本では新交通システムを進めているが、路面電車は、コストの面からもまちづくりの基幹交通として検討されてもいいのではないか等様々な意見が出されました。
全国的にも、路面電車の価値が見直されはじめていますが、新幹線や都心部を中心にした交通網の整備に比べて地方における公共輸送手段の現状は、過疎地におけるバス路線の廃止、新幹線整備にあわせた在来線の廃止などで奪われていっている中で、国の公共交通の整備のあり方を考えるいい機会にもなりました。

