東京で長崎に出会う
6月1日、2日に高校の還暦クラス会が開かれるのに合わせて上京しました。
1日の夕方は、在京の息子と食事の約束です。待ち合わせ場所は、JR総武本線新日本橋駅8番出口でした。
地下の駅から階段を上がり地上に出るとすぐ目に飛び込んできたのが、中央区の史跡・名所の看板です。見ると「長崎屋跡」という史跡があり、今いる場所からも近いことがわかり時間にまだ余裕があったので、すぐに行動開始。
日本橋室町4-4-10と地図をしっかり頭に入れ歩き始めました。
ちょうど会社の退社時と花の金曜日とが重なり、かなりの人が往来している雑踏をかき分けながら、しばらく地番を頼りに歩き回りましたが、なかなか見つけられなくて諦めかけていたところ、新日本橋駅4番出口の柱に、「長崎屋跡」の説明板を見つけました。
説明板によれば、江戸時代に長崎屋という薬種屋があり、長崎に駐在したオランダ商館長の江戸登城、将軍拝謁の際の定宿となったところで、葛飾北斎によって、長崎屋が「画本東都遊」に描かれています。
また、すぐ近くには、石町(こくちょう)の時の鐘の跡もありました。鐘撞堂跡で、「石町の鐘はオランダまで聞こえ」と川柳にまでうたわれていたとのこと。
長崎屋の賑わいを彷彿とさせ、また江戸の庶民に親しまれていた時を告げる鐘の音が聞こえてくるようでその様が偲ばれます。
偶然とはいえ、東京で長崎に出会い幸運でした。
【関連資料】 長崎屋跡(ながさきやあと)
中央区観光協会 中央区文化財
