藤澤孝雄さんを偲ぶ会

8月11日、藤澤さんの故郷であり、三池炭鉱労働者として三池闘争など常に戦いの戦場となった福岡県大牟田市で「藤澤孝雄さんを偲ぶ会」が開催されると連絡があり参加しました。島原から有明フェリーに乗船、長洲港から大牟田に入りました。
藤澤さんは、今年5月22日激動の人生に幕を閉じました。晩年は病魔との闘いでしたが最後まで、自主・民主・平和のための広範な国民連合の全国世話人として等、労働者をそして困難にあえぐ多くの人々を激励し続けてこられました。享年79歳でした。
藤澤さんには、30数年前に三池の労働者との交流で私が三池を訪問した時にはじめてお会いし、それからは、労働運動等様々なご指導をいただきました。
炭鉱住宅に泊まって、円形の大きな石炭風呂で皆で汗を流したこと、交流会では、藤澤さんの十八番の「夫婦春秋」も飛び出し周りの人を笑いに誘い雰囲気を和ませ、過酷な労働現場で鍛え上げられた堂々たる体格と風貌はまさに豪快そのもの、硬軟織り交ぜての闘いによって、藤澤さんの周りには自然と労働者が集まってきていました。
当日は、藤澤さんゆかりに方々が多数参加して、藤澤さんを偲ぶと共に藤澤さんの生き方に学ぶ会ともなりました。
「三池闘争と私」から抜粋(藤澤孝雄著)
「なぜ三池労組は、あんな大闘争を闘えたんだろう?」とか、「今まであんな闘争はとてもやれない」など、よくいわれてきました。労働組合が右傾化し、労働者も闘いに無関心であるように見えるこんにち、「それでも労働者は、労働者であるかぎり、すばらしい闘いのエネルギーをもっているんだ!」ということを本当に信じきれるかどうかは、決定的なことのように思えてなりません。
「三川坑炭塵大爆発 体験記」
三池炭鉱労組宮浦支部労働部長 藤沢孝雄
昭和39年1月16日付 三池労組機関紙「みいけ」に掲載
