樺島一本釣り振興会で実施されている漁業後継者対策を視察
1月24日、水産部にお願いして長崎市野母崎樺島町(野母崎三和漁協)を訪問し、樺島一本釣り振興会で実施されている漁業後継者対策を視察しました。
水産業は、長崎市の基幹産業として長年長崎市の地域経済を支えてきましたが、近年資源の減少・海の環境汚染・消費者の魚離れ・漁業後継者不足などで低迷しています。
そこで、長崎県と長崎市は、(社)大日本水産会が事業主体となっている離職者等漁業就労支援対策事業を2003年度から実施し、2006年度までに研修生を14人受け入れ、現在9人が地元で漁業に従事しています。
以前より、後継者対策について関心を持っていたので、現地を訪問し、漁の合間に皆さんに集まっていただき懇談することができました。出身地は、近い所では、福岡・熊本、遠い所では群馬・島根・埼玉から脱サラや憧れの漁業がしたくて等様々な理由で研修事業に応募したそうです。
事業の内容は、「アジ一本釣り」の漁具作成、操業実習等で研修期間は2ヶ月~6ヶ月、その間研修生と受入側には一定の補助金が保障されます。今では「野母んあじ」として長崎県ブランド魚として認定されています。規格は26センチ以上・300g~500gという厳格な基準があり、高級魚として主に首都圏や市内の料亭等に流通しています。
お話を伺っていて、研修の受入先・研修生双方に様々なご苦労があったと思いますが、よそ者を受け入れてくれる野母崎の人々の気風や先を見据えて後継者を育成しようとして取り組んできた漁協の先進性等学ぶべきものがいっぱいあるように感じました。
一方、要望もありました。「野母んあじ」のピーアール不足・住宅の提供・先進地や釣った「野母んあじ」が消費者にどのように届いているのか現場視察のための研修を是非して欲しい・原油の2倍の高騰への悲鳴等でした。この様な現実にも関わらず、漁協の青年部部長になって漁協の活性化に頑張っている山本さん、地域の行事には全員積極的に参加し町おこしにも貢献しています。頭が下がります。
振興会では、この事業の受け入れはひとまず終了するとのことですが、成功事例を参考に他の漁協でも取り組みが進むことを期待します。私にとってはとても有意義な懇談でした。有難うございました。
