原油高騰が漁業者を直撃
アメリカ発サブプライムローン焦げ付き問題に端を発した世界的な金融不安の影響で、原油が高騰し、1バレル100ドルを越え連日最高値を更新しています。漁業関係者にも、深刻な影響が広がっているということで、3月13日、長崎県漁連を訪問し現状を伺いました。
燃油の価格は、約3年前は1リットル40円、現在は90円で約2.5倍に高騰しています。今では、どこの集落にいっても油の話ばかりで、出漁を見合わせる漁業者も増えているそうです。
昭和57年にも今回と同じように、原油高騰で打撃を受けたそうですが、その時は、魚がとれ、魚価も安定していたので油代の上がった分は吸収できたとのことでした。しかし、今回は、魚がとれず且つ魚価が低迷しているので、漁に出れば赤字になるという深刻な状態に陥っていることがわかりました。
長崎県漁連としても、手を打っていますが、油代1円下げるのに(わずか1円分補助するのにも)1億円の財源が必要とのことで、今回の原油高騰のすさまじさを象徴しています。
水産庁も100億円の基金を緊急に設置し、先日説明会があったそうですが、打開のためにどの程度の効果があるか・・・・・。
イージス艦1隻を建造するのに1,400億円、諫早湾干拓では2,500億円もの巨費が投じられました。この余りの落差に、恐らく心の底では、漁民は泣き、怒っていると私は思います。
