大村湾から始める日本の環境再生
平成20年度「大村湾をきれいにする」湾沿岸議員連盟総会
~大村湾から始める日本の環境再生~

7月11日、ハウステンボスにて開かれた「大村湾をきれいにする」湾沿岸議員連盟(会長大村市議会議長里脇清隆氏)の平成20年度総会に参加しました。湾岸議員連盟は、市町村合併で湾沿岸自治体が増加したことにより、平成19年7月に再発足したものです。
湾岸議員連盟の目的は、大村湾の環境の保全と水産振興等のために、大村湾をきれいにする運動、閉鎖性海域についての知識と理解を深めるための研修会の開催等を実施することです。現在5市4町125人の議員が会員となっています。
総会では、平成19年度事業報告・決算報告並びに平成20年度事業計画・予算が承認されました。総会終了後には、2本の講演がありました。
「大村湾に魅せられて」講師 長崎総合科学大学名誉教授 池田武邦氏
「大村湾=超閉鎖系海域「琴の海」の自然と環境」講師 長崎大学理事・松岡副学長
池田氏は、大村湾の浄化の方法として、大村湾に注ぐ52本の川は、全てコンクリート護岸で、護岸を自然護岸にすることによって浄化にも一定寄与するのではないか。
松岡氏は、長崎県ほど多種多様な海に囲まれている県は他にはない、個性のある海に囲まれていることで、魚の種類も豊富で長崎の県民にもこのことを再認識して欲しい。また、大村湾は湖的で閉鎖性が強い、赤潮から青潮も発生している等深刻な実態が科学的に説明されました。
大村湾は水産資源の宝庫です。しかし過去30年の間、環境基準を上回り水質の悪化が進み水産資源にも影響が出ています。長崎県をはじめとする市町、大学等の研究者等連携しての真剣な取り組みが求められていることがわかりました。
別の意味で、諫早湾干拓による漁業被害の教訓を生かした海の環境政策に本腰をいれて取り組まなければ、将来において取り返しのつかない事態を招くことになるのは必至で、今回参加してあらためて危機感を覚えました。
